空の境界
1998年 7月
伽藍の洞「 」痛覚残留 補完
模造視界
1/
相変わらずの頭痛で目が覚めた。
病院から続くベッドでの寝起きはそう不快ではない。
私は昔から布団で寝ていたから今までベッドでの睡眠は経験がなく、不快なものと思っていた―――とはいえ、それはかつての式である。
だが、使ってみれば不快ではなく、むしろ心地がいいものであった。
百聞は一見にしかず、とはこのことだ。
窓の外を見るともう日は高く上っている。
この部屋にある電話の時計表示は十二時三十七分を刺していた。
夜の、ではなく、昼の十二時だ。
―――やはり、夜の散歩は昼の生活に支障が出るらしい。
だが、朝起きたときに不機嫌そうな顔をした医者の顔がないだけで気が楽になる。
退院してからはや二週間。
いまだにこの部屋には慣れない。
もっとも、慣れる日なんて来るかすら怪しいものだが。
病院から退院したのは良いが、指を骨折したのは痛かった。
いや、怪我自体は早く直ったのだが、医者が病院で、それも入院中に怪我をする患者なぞいらない、と言ったのでおとなしく退院することになったと言えば正しいだろうか。
何しろ、二回目だ。
医者も呆れた、といった顔をしていた。
それにしても、一回目は私に責任があるにせよ、(なにせ自ら眼球をつぶそうとしたものだからそれは医者もさじを投げたくなるものだろう)二回目は明らかに橙子と他の魔術師のせいだろう、と思うが、そこら辺は医者に言っても分かってもらえないだろう、と私は釈然としないまま病院を出た。
しかし、私は人よりよほど頑丈に出来ているらしく、怪我も二週間もしないうちに指は完全に治り、これまた医者を驚かせる結果となった。
私は病院での入院中に一人暮らしをしようと、決めていた。もう、親の家に戻る気が失せている。
あんな他人と何の会話が出来るというのか。
両儀式の過去しか見ない彼ら。
現在の両儀式を理解しない彼ら。
そして、現在の両儀式を理解しない両儀式。
無論、理解されても困るものだが、私は自分自身のこの思考、このしぐさ、この態度、すべてが二年前の両儀式をそのまま投影していることに不快感がある。
二年前の両儀式と今の両儀式は違うのだ。
完膚なきまでに別の心。
肉の器は同じであろうと両儀式はかつての両儀式たり得ない。
………
退院の日、黒桐幹也と―――少なくとも私が覚えている、あの人のいい友人は何一つ変わることのない笑顔を私に向けた。
そのことが私の空白を埋めることはないのに、私は飽きるまでその姿を見続けていた。
おそらくは、安心したのかもしれない。
そして、同じ日、私は黒桐幹也を連れて両儀家に向かった。
私の荷物を取りに行くためだ。
橙子が女医らしく親に精神的な問題がある云々と説明してくれたので私の希望に両親も兄も渋々うなずいたらしい。
私はその現場を見ていないのだが、どうもあの親がそう簡単にうなずくとは思えなかった。
横にいる幹也はずっと黙っている。
別にあいつが普段から喋らないというわけではない。
単に、私の親が苦手なだけだ、とは言うが、秋隆とは仲がいい。
もっとも、これらはかつての式の記憶でしかなく、これに頼る私は一体何なのだろうか、と、自問してしまう。
眼の力を抜いてみる。
途端、揺れる死線が視界に入り、それは不快でしかない。
脳に付随された機能と橙子は言っていたがそのからくりなどには興味は無い。
問題はすぐ横を歩く黒尽くめの青年のあまりに消え入りそうな生を視認してしまうのがたまらなく不快であったからだ。
何故、私はこんなにもこの男の死に対して不安になってしまうのだろうか。
そんなことを考えているうちに家の前につく。
何百年も変わらずそこにあり続ける屋敷は、たかだか二年の月日で変化は見られず、私はかつて住んでいたこの家の変化を見ることは出来なかった。
家の前には秋隆がいた。
玄関には荷物―――とはいえ、服と最低限の日用品のみだがそれらが綺麗にまとめて鞄に入っていた。
―――思ったより、荷物が多いな。
それが感想だったが、幹也は秋隆と挨拶するなり、荷物と見たこともない鍵を持った。
それは私の新しい住処の鍵らしく、幹也は笑顔で私に手渡しをしようとした。
私はそれを黙って受け取った。
これも、かつての両儀式の記憶どおりだ。
ここで、かつての式と違う行動をとったらどうなるのだろうか、と思う。
しかし、それは無駄だろう。
そんなことをすれば両儀式はもっとおかしくなってしまうのだから。
何より、私はかつての両儀式と織という少年の残り香が在り続けるこの場を立ち去りたかった。
私は足早に幹也の手をとり、
「コクトー、速く案内してくれ」
と、言うと幹也はどこか困ったような笑顔を浮かべ、新しい住まいへと案内してくれた。
2/
伽藍の堂、という変な事務所がある。
ここは日用品から建築物、果てはアニメまで作るという大層ワケの判らない会社である。
私から見ればその極端なまでに手入れが入っていない灰色のコンクリート剥き出しな建築物を事務所として使うのは行き過ぎた娯楽の塊にしか見えず、なんら価値を見出せない。
ここには私の同級生であった黒桐幹也が勤めている。
それもあの怪しいカウンセラーであった蒼崎橙子という女と一緒だそうだ。
それを考えると、まあ、それはそれで、という気になる。
これはよく分からないことだ。
私は半ばどうでもいい事だと思いながら階段を上った。
扉を開けると、この事務所のオーナーである蒼崎橙子が眼鏡を掛けて笑顔で私を迎えていた。
まるで不出来な小学校の教師のようだ。
相変わらず胸には奇抜な橙のネクタイをしている。
せっかく着こなしているワイシャツとスラックスの組み合わせも台無しだ。
もっとも、こんなのが教師になれるわけは無いだろう。
「はーい、いらっしゃい、両儀さん」
なんたる別人っぷり。
病院の夜での一件はそっくりな誰かが代行していたのかと一瞬思ったが、女の死点が前回と同じ位置を流動しているので紛れもなく本物だと分かった。
「何のようだ、橙子。オレ、そんなに暇じゃないんだけど」
学校はサボったという事実はあるが、別にどうって事はないだろう。
そういうと、橙子は豪快にため息を噴出し、
「何言ってるの。あなたのために呼んだのにその態度って酷いものだわ」
オーバーアクションで手をひらひらと蝶のように動かし、橙子は笑った。
「オレはお前と無駄話をしに来たわけじゃないんだ。幹也もいないようだし、用件がないのなら帰るからな」
幹也君は出張よ、なんて言って橙子は眼鏡を外した。
「ところで、式。君はその目に耐えれそうか?」
蒼崎橙子、たぶん私以上に変人だと思う。
この女は眼鏡ひとつで性格を使い分けるといった離れ業を持っている。
「お前に関係ないだろ」
「黒桐の死を見ても不快には思わない、ということか」
思わず体が強張った。
何故だろう、あんな男、私に何の価値もないはずなのに。
それでもあいつの、他の人間よりずっと死に近いあいつを見ていたら私はいつも不快な気分になっていた。
目覚めてまだ一ヶ月も経たないというのに、なんで黒桐幹也は私の心を侵食していくんだろう。
これでは―――かつて両儀式だった存在と変わらない。
だから、私はあいつを殺そうとしたのだろうか?
でも、今の式より前の式でも殺そうとしていた。
よく、分からない。それでも私は、
「―――正直、不快だな」
と、答えるしかない。死の線なんて普通に生きる意味では不必要だ。
いや、両儀式が最初から普通じゃないからこれはもともと私のものだったのかもしれない。
私の家は「私」なんて異常を生み出すために存在していた。
なんたる無意味なものを作り出したのだろう。現代において私は、まったくもって不必要だ。
だけど、それでも私を必要とする馬鹿がいる。
何故、私なんかがいるのだろう。私は所詮、ただ作り出された存在に過ぎないのに。
「式、人の話を聞いているか」
苛立った橙子は机の引き出しを開け、
「そら、プレゼントだ」
そう言って私に布で包まれた塊を投げてきた。
「なんだ、これ?」
「いいから開けてみろ。私の自信作だ。それで線は見えなくなる」
僅かに金属的な感触が布越しに伝わってきたが、その割には酷く軽い。こんなものに触った覚えは多分ないと思う。
私は黙ってその布を開く。
「おまえに合うものを作っておいた。それは無償でくれてやる」
布の中にはガラスで出来た半球体に近い形状をした二つの硝子で出来たレンズ、そしてそれを支える金属で出来たフレーム。
俗に言う、眼鏡という代物だ。
「いらないよ、こんなの」
黒桐幹也と目の前の蒼崎橙子とお揃いと考えただけで怖気がした。
私はそれを突っ返そうとするも、
「いいからつけてみろ」
私は渋々その眼鏡を掛けてみる。
すると、どうだろう、死線も死点も消えていった。
「どうだ。すばらしいだろう? 私がね、君が目覚めた翌日に作り始めたものだ。材料などで金はかかったが想像以上にうまく出来たものだからね、それは無償でくれてやる」
なるほど、確かにこれは便利だ。頭痛も減ることだろう。
だが、これはどこか不快であった。
元来見えるべきものが見えない。
いや、死線、死点は省いていても、かつての両儀式が見ていたものと根本的に何かが違っていた。
なんといおうか、世界が酷く作り物めいたものに見えてしまっている。
目が持つ本来の機能を模造したものが映し出す世界は偽者に塗れた世界。
贋作めいた世界。
視界という世界にフィルターをかけて暈している。
こんな世界じゃ、あいつを探すことも出来ない。
死が見える、以上の大事な何かを見失いそうで私は嫌だった。
私は正直、この魔眼殺しが気に食わない。
ふと、橙子を見てみる。
私を見てにやにやと笑っている。
「なんだよ、橙子。オレ、何か変か?」
私はそう聞くと、
「――――素晴らしい」
何が、だ。
彼女の視線が私の顔に向いているのに気づいた。
「何が素晴らしいっていうんだ、橙子」
「いや何、君のその姿がとても様になっているものだから写真のひとつでも撮っておきたいほどだ。黒桐に見せたら相当喜ぶと思うぞ」
もっとも、鮮花に見せたら癇癪を起こすがね、と橙子は付け加えた。
何故そんなことで喜ぶのかいまいち理解しがたいが、幹也に見せる、というので、どうやら私は腹が立ったらしい。
「なんでオレがお前を喜ばせないといけないんだ」
私はそういい、眼鏡を躊躇なく外した。
一瞬、くらりと、脳にきた。
死線も死点も蘇るが、別にどうでもいい。
「ほら、無理をするからだ。縋るモノがあるなら遠慮なく縋ればいいものを―――つくづく君は贅沢な女だな」
なんて、魔術師が哂って言った。
「じゃあな、橙子。眼鏡は使わないよ」
私は部屋を出て行こうとした矢先、
「あれ、式。来てたんだ」
渦中の人物が段ボール箱を持ってやってきた。
「幹也、オレは今帰るところだ」
そういうと、ため息を漏らし、
「何だ、もう帰るのか、式。せっかく橙子さんに頼まれた仕事を終わらせて帰ってきたところなのに」
「終わらせたも何も、オレは橙子の用事が終わったから家に帰るだけだ」
「式。家といえばさ、ご両親の所に顔くらい出しなよ。お母さんが心配していたよ。退院して一度も会ってないじゃないか」
「なんでオレがいちいち幹也に家に帰ることまで指図されなきゃいけないんだ。それにあんな家なんて二度と帰るもんか」
私はあの家に帰る気なんてさらさらない。
あんな他人の家なんて誰が帰るもんか。
「式、無理強いはしないけど、その態度はないよ。いくら事故から目覚めた後だからって僕がくるなりその態度は酷いってものがあるよ。ご両親にも、悪いだろう?」
困った顔のまま、人がいい顔で私に諭す。
これだから、こいつの一般論は嫌いだ。
だけど、私はさすがにこいつに冷たく当たりすぎたか、と思い、
「わかったよ。じゃあ、今日はお前の家に泊まる」
奥で橙子が笑った。
友人の家に泊まるってのに何の問題があるのだろうか。
見ると、心なしか、幹也の顔が赤くなっているように見える。
「し、し、し、しっ、しししししし」
幹也が変なことを呟いている。
仕事のし過ぎで頭がおかしくなったのだろうか?
「式、何、を、言って、る、ん……」
奥では相変わらず橙子が笑い続けている。
「おい、お前ら、オレが何か変なこと言ったのか?」
そう聞くも、
「いんや、なんらおかしくないね。折角だ、黒桐。今日は早退でいいぞ。この後の仕事くらい私で出来るさ。おっと、黒桐。手を出すなよ」
「だしません!」
私の横をするりと抜けて、どさっとダンボールを橙子の前に幹也は置いた。
手を出すってなんのことだろう? 私に幹也の手伝いをしろということだろうか?
「では、お言葉に甘えて早退させてもらいます!」
顔を真っ赤にした幹也を見ながら、くすくすと狐のように橙子は笑っていた。
しかし、別段不快では、ないと思う。
その理由は判らなかった。
/3
その日、僕は橙子さんに頼まれた仕事で少し遠出をしていた。
なんでも違う街のビルを建てるのだそうで、その建築デザインの資料を相手側に見せに行ったのだ。
それも電車で。
鈍行ではないだけ救いであった。
さすがはこの街もあの街も都の近郊にあるだけはある。
このとき、僕は車がないのを不憫に思った。
「くそ、免許取るとしたらいつ頃がいいかな?」
あとで、橙子さんに聞いてみようと思った。
三咲町というところの新しいシュラインとかいうビルの設計を業者に見せた後、街を歩いているとじつに嫌なものを見てしまった。
焼肉大帝都トップ争いの女神たち。
そんな看板に蒼崎青子、蒼崎橙子と見知った名前が書かれていたけど見たくはなかった。
なんだってあの人がこんな二駅離れた場所でガッツポーズをとって写真に写っているのか。
何より怖いのは、眼鏡を外してでの笑顔のガッツポーズなのだ。
頭痛が、した。
それも冗談ではなく、本当にしていたのだ。
はあ、と、ため息をつくしかない。
僕はそんなことを忘れようと駅に向かい、事務所に向かうことにした。
◇
そして、今の景色がある。
帰ってくるなり式が僕の家に泊まるって言うもんだからそのまま勢いで僕の家に式が泊まることになった。
思えば、式はこういう男女の関係とかそういうのには疎いんだった、と思い出す。
こんなこと、鮮花や式の両親が知った暁には僕の命は風前の灯火と化すだろう。
嬉しい誤算、といったところだろうか。
僕は手近なスーパーに寄ろうとすると、
「幹也、食事はお前が作るのか?」
「うん、そうだけど? 不満かい」
「いや、そうじゃないけど、別に俺が作っても構わないぞ」
そういうふうに式が言うのは珍しいと思った。
「どうしてそういうことを言うんだい? 式はお客様なんだからどーんと居座ってればいいのに」
式は不機嫌そうな課になった。
「別にいいだろ。オレが勝手に行って勝手に泊まるんだからオレが作るのにも何の問題もないだろう?」
なるほど、いきなり押しかけることにもそれなりに申し訳ない、とでも思っているのだろう。
僕はその言葉に甘えることにした。
パスタくらいしか作れない自分もどうかと思う。
「じゃあさ、式。よろしく頼むよ」
ああ、とそっけなく式は言った。
………
「そういえばさ」
唐突に幹也は聞いてきた。
「何だ? 幹也」
私はいつものように答える。
「どうして今日橙子さんのところに居たんだい? 式」
そう聞かれると返答に困る。
さて、この眼の事もいま考えたらこいつに一度も説明していない。
まさかこの眼を普通にするために眼鏡をかけた、なんて言える訳がない。
それを聞かれると橙子の言葉を思い出す。
―――素晴らしい。
なんだか、橙子が嗤った気がした。だけど聞かれたことを黙っているのも心によろしくない。
だから正直に言ってみよう。
「橙子がさ、オレに眼鏡をくれたんだ」
え、眼って悪かったけ? なんて予想通りの間の抜けた返答を幹也はしてきた。それに私は思わずくすり、と笑った。
「馬鹿、橙子が勝手に作っただけだよ。オレはな……」
ふと、眼鏡を返し忘れたことを思い出した。
私のふところに軽くて固い布に包まれたレンズの感触。
「どうしたの、式? 急に黙り込んでさ」
こいつはいつもこうだった、とかつての式の記憶が叫ぶ。
まったくもってそのとおりだ。
私がどれだけ変わろうともこいつはちっともかわらずにこのままでいたんだから。
「いや、なんでもない。で、その眼鏡なんだけど、実は今、持っているんだ」
「へえ、見せてよ」
私は懐から眼鏡を取り出し、それをつけてみる。
なんだか、橙子に踊らされている気がする。けどかまわない。
途端、視界から不快な線は消えうせる。
「―――似合うじゃないか」
なんて笑顔で言われたもんだから私はどうにも表現しがたい苛立ちを覚えた。
私をまっすぐ見て、本当に感心したような笑顔で黒桐幹也は馬鹿の一つ覚えみたいに見ている。
「………馬鹿」
ああ、もう、くそ。こんなことならこんなもの掛けなければよかった。
私は道端に落ちている空き缶を蹴っ飛ばして眼鏡を外した。
………
しばらくして幹也の家に着く。
私はその部屋に入るなり、黙って冷蔵庫の中身を物色し始める。
「オレが作ることになってよかったな」
なんてのが冷蔵庫を見ての感想だった。
私は黙って料理を作り始めると、幹也はそわそわし始めた。
「何やってんだ? 幹也。することがないんだったらおとなしくテレビでも見てろよ」
「いやね、式だけに料理をさせるのもなんか悪いと思ってさ。だいたい、君はお客様じゃないか」
―――呆れた。
今度ばかりはこいつの人の良さに心底呆れた。
「馬鹿。そんなんだから、お前はいろんなやつにいいように使われるんだよ」
そうかもね、なんて当たり前のようにそいつは答えた。
「でもね、僕はそれでもいいと思うよ」
そんな幹也に私が言えることはひとつだけだった。
「ほんとに馬鹿なんだな、お前って」
「どういたしまして。あ、鍋が吹き零れている!」
慌てて火を止めようとしている幹也を見て、私は、死んでも幹也の性格は直らないな、なんて考えていた。
まあ、こういう日々なら別段不快ではない。
時折顔が赤くなる幹也を見ていて退屈はしない。
私は幹也の不器用な包丁捌きを苦笑しながら出し汁の味見をした。
模造視界・完
同人誌
「空埋」より抜粋
2004の9月に発売した同人誌に乗せたSSです。
空の境界限定愛蔵版に付属していた設定資料みたいなもので再現されなかったエピソードが二つあったので勝手に再現したというもの。
本を買えたのが奇跡ならこの話含め、当時同人誌が完成して販売したのはそれを超えるもの。
今回、内容に若干修正を加えました。主に誤字の修正や微かな表現の変化ですが。
このコピー誌は個人で製作したもので一週間くらいででっち上げた割には量が多く、他に二編の内容が存在します。というか、当時の俺、がんばりすぎ。
他の二編も近いうちに更新したいと思います。
いまさら気づいたのですが式は――ツンデレ素直クールだと知った。なんか俺のツボついています。
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